この木の葉っぱには多種多様なファイトケミカルが含まれ、そのため免疫力や自然治癒力の向上を促す樹木として知られますが、凄いのはそれだけではありません。今回はその青葉に含まれる、驚異的な栄養価についてまとめてみました。
各数値などは、実際にすこやか茶屋で販売されている「青汁モリンガ抹茶」の主原料=モリンガ青葉末の成分分析結果と日本食品標準成分表2015年版(七訂)のデータをもとに算出しています。栄養博士の本三保子(2019). 栄養学の研究者が臨床試験データで解説する「モリンガの実力」 ダイヤモンド社を読んだ感想も交えてまとめていきます。是非ご一読ください。
この「青汁モリンガ抹茶」、私ノブオも朝に飲むようにしていますが、お通じが非常に良く、虚弱な体の不調がなくなり、風邪すらひかない体質になっています。冬はホットミルクで割って、夏はそのままミルクで割ってグイっと飲んでいます。それだけです。
■,そもそもモリンガとは
1,食物繊維:バナナの20倍!
2,βカロテン:カボチャの44倍!
3,ビタミンA:鶏むね肉の36倍!
4,ビタミンB1:豆乳の37倍!
5,ビタミンB2:小松菜の18倍!
6,ビタミンE:卵黄の15倍!
7,たんぱく質:さつま芋の29倍!
8,カリウム:日本梨の12倍!
9,カルシウム:牛乳の45倍!
10,マグネシウム:ブロッコリーの10倍!
11,鉄分:ワカメの10倍!
12,亜鉛:干しひじきの17倍!
そもそもモリンガとは:
史上最も高い栄養価・ベストバランスの持ち主と称賛!
モリンガは、さんさんと太陽の降り注ぐ亜熱帯地方でグングン育つとても生命力の強い木です。通常の樹木は十数年で成木になるのに対しモリンガはたったの1~2年といいます。
さらに驚くべきは、この青葉に含まれる栄養価です。なんと90種以上の栄養素が含まれ、それらの栄養価が非常に高いレベルで含有されています。多くの研究者により、モリンガは、現在地球上で食される植物の中でも、生命維持のみならず、生涯の健康維持に必要な栄養素を最も多く含む植物であると評価されているそうです。
これらの特徴(生育の良さと、含まれる栄養価)から、国連の世界食料計画では「貧しい途上国の人々の栄養補給や難民支援にモリンガの植林を強く推奨する」という国連のレポートも見つかります。
ここ数年、ハリウッドスターや、ロック歌手、スーパーモデル達によるSNSの発信により、モリンガはさらに知られるようになり、一気に知名度を上げてきた感じがあります。ところが、モリンガは、五千年もの歴史をもつ世界最古の伝承医学=アーユルヴェーダでは既に使われており、三百もの病気や腫瘍を治癒するメディカルハーブとしても記されています。また、東南アジアでは家庭料理の食材や、庭の垣根、美容オイルなどとしても古くから用いられています。
そんなモリンガですが、今回はこの青葉に含まれる栄養価を簡単にご紹介いたします。数値は日本食品標準成分表2015年版(七訂)と「青汁モリンガ抹茶」の主原料となるモリンガ生産者=JPMエコ農園による日本食品分析センター調べのデータをもとに算出しています。
1,食物繊維:バナナの20倍!
二種の食物繊維が糖尿病や動脈硬化の予防にも!!
食物繊維には不溶性と水溶性の二種類がありますが、モリンガにはこの二種類が共にが含まれています。不溶性の食物繊維は便のかさを増しますので、お通じの変化として現れてきます。また水溶性の食物繊維はそれに加え、糖やコレステロールの吸収を緩やかにしてくれます。つまり、血糖値の急な上昇を抑えこみますので、糖尿病の予防にも期待がもてるほか、コレステロールの吸収を抑えて動脈硬化の予防としても作用します。食物繊維は現代の日本人に不足していることが指摘されていますので、普段の食事からもしっかりと補いたいものです。
2,βカロテン:カボチャの44倍!
抗酸化と免疫細胞の強化でウイルスも跳ね除ける!!
βカロテンは緑黄色野菜に多く含まれています。食べた後に、体内でビタミンAに変わり、専門的にはプロビタミンAのひとつとされています。βカロテンは、肝臓や筋肉に多く存在し、サビと表現される酸化を抑制してくれます。この抗酸化作用は、組織の老化やガン等の予防に有効であると考えられ、免疫細胞の働きを活発にすることもわかっています。インフルエンザや風邪ウイルスを跳ね除ける優れものとして知られています。一般的に日本人の男女にビタミンAの不足が指摘されていますので、こちらも積極的に摂取したいものです。
3,ビタミンA:鶏むね肉の36倍!
目や肌だけでない、まだまだ見つかるビタミンAの健康効果‼
ビタミンAは、レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称で、脂溶性ビタミンに分類されています。聞きなれない名称で難しくなってきましたが、主な働きは目や肌を健康に保ち、抵抗力を強める働きをします。のどや鼻などの粘膜では、細菌から体を守るとても重要な働きをしてくれています。このビタミンAが不足すると、暗いところで見えづらくなる夜盲症の症状などとして現れます。最近の研究では、上皮細胞で発ガン物質の活動を軽減することも報告されています。
4,ビタミンB1:豆乳の37倍!
だるさや疲労感も吹き飛ばすのがビタミンB1の効果!!
江戸時代、玄米より精白米を食べる文化が定着し、ビタミンB1が不足するようになりました。当時より食文化が豊かになった現在でも、日本人にはビタミンB1の摂取が十分ではないとの声もあります。このビタミンB1が不足することで起こりやすい脚気(かっけ)という病気は、心不全や脳神経障害で、国民病とも呼ばれています。余談ですが、江戸時代には、故郷の玄米食に戻るとこれらの不調が治ったことから「江戸患い」とも呼ばれたそうです。さて、ビタミンB1の働きですが、食べた糖質をエネルギーに変えるとても重要な働きを担います。疲れやすい、朝が辛い、食欲がない、元気が出ない、などという場合はこのビタミンB1が不足しているのかもしれません。ビタミンB1は水溶性の為、たくさん摂っても蓄えることができず、尿として排泄されてしまいますので、普段の食事に玄米や麦ごはんを取り入れる工夫も勧められます。
5,ビタミンB2:小松菜の18倍!
新しい細胞の生まれ変わりでお肌もピンピン!!
ビタミンB2は、B1と同じ水溶性のビタミンです。主な働きとしては、皮膚や粘膜の健康を支えています。また、食事から摂る糖質、脂質、たんぱく質を分解してエネルギーに変える大切な働きをします。言い換えると、このビタミンB2が不足すると、生きていくためのエネルギーを十分に摂取することができなくなってしまいます。ビタミンB2が不足してくると、新しい細胞の生まれ変わりが遅くなり阻害されてくるので、分かりやすい症状として、くちびるが切れる、口内炎ができる、舌の痛みや腫れなどとして現れてきます。とはいえ、症状が出たからといってビタミンB2を多めに摂っても、B1同様に水溶性ですので、体内に蓄えることができません。そのため、毎日少しずつでも摂取を心がけていくことが大切です。
6,ビタミンE:卵黄の15倍!
抗酸化だけじゃない、様々なアンチエイジング対策にもお勧め!!
ビタミンEは、なんといってもその強い抗酸化作用で知られています。このビタミンは油脂に溶ける脂溶性ビタミンです。これは、水に溶けにくい疎水性の性質をもつため、同じ性質の脂質の酸化を抑制する働きをします。難しくなりますが、私たちの体を構成する細胞の膜の主成分は脂質です。ビタミンEはこの細胞膜の脂質が酸化するのを守ってくれるというわけです。さらにこのビタミンEが不足すると高コレステロール血症などの脂質異常症(高脂血症)を引き起こしやすくなるという研究結果も報告されていますので、コレステロール値が気になる方には摂取をお勧めしたいビタミンです。最近では、血管内皮機能(血管の若さ)、肝臓機能、認知機能、歯の健康、などなど、アンチエイジングとしての有効性を示す新機能が臨床結果として報告されています。
7,たんぱく質:さつま芋の29倍!
これが無くては始まらない、健康な体作りの土台となる栄養素!!
たんぱく質は三大栄養素の一つで、生きていくうえで欠かせないとても重要な栄養素です。私たちの体の筋肉、骨、皮膚、髪、爪など、全身を構成する上で欠かせない栄養素で、体重の約1/5をも占めています。このたんぱく質は、食事から得るたんぱく質と合わせて、体内で日々分解され、新たに作られています。体内で作ることができないたんぱく質(必須アミノ酸)もあるので、毎日の食事からもしっかりとたんぱく質を補給する必要があります。このように、たんぱく質は体の構造を維持し、代謝を進めることからも、まさに不可欠な栄養素であるということがよくわかります。
8,カリウム:日本梨の12倍!
以外に摂れていない⁉ 高血圧にお悩みでしたら積極的に!!
カリウムは体内の細胞のほとんどの内液に存在しています。このカリウムは野菜や果物、イモ類から摂取することができます。よく食べているから足りていると思われるかもしれませんが、このカリウムは、水に溶け出やすいという難点があります。水に浸せば逃げてしまいますし、おひたしなどにする際もゆで汁として逃げてしまいます。千切りにする際も壊れた細胞からどんどん逃げてしまうのです。カリウムを摂る際は調理方法にも工夫が必要になってきます。さて、カリウムの働きは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスを取りながら正常な体機能を保ったり、血圧をコントロールしています。ナトリウムは摂りすぎると高血圧を招きますが、カリウムはその血圧をさげる働きを担っているともいえます。また、カリウムには、ナトリウムの尿への排泄を促進しますので、高血圧にお悩みの方には積極的に摂ることが勧められます。
9,カルシウム:牛乳の45倍!
カルシウム摂取と適度な運動が強靭な骨作りにいい!!
カルシウムは体内にもっとも多く存在するミネラルで、骨や歯などをつくっている栄養素です。体重の数パーセントを占める重さで体内に存在しています。このカルシウムは99%が骨に、残りの1%が血液などの体液や筋肉組織にあります。あまり知られていませんが、血中のカルシウムが不足すると、骨は自らを壊してその不足分を補います。つまり、骨は常にカルシウムの出し入れができる、カルシウムの貯蔵庫としても働いています。では、このカルシウムが不足するとどうなるでしょうか。もっとも顕著な疾患としてあげられるのが骨粗しょう症です。高齢者、子宮摘出後、閉経後、などに多発し、骨塩量の減少により骨ががもろくなる症状です。この予防には十分なカルシウムの摂取と適度な運動が必要とされています。「転ばぬ先のカルシウム」を覚えて摂取に努めましょう。
10,マグネシウム:ブロッコリーの10倍!
不足すると高血圧・心疾患・糖尿病のリスクも上がる!!
マグネシウムは野菜や豆類、魚介類、藻類、そしてアーモンドなどの種実類に多く含まれています。カルシウムやリンと共に骨や歯の形成に必要なミネラルです。主には骨の中に多く存在し、骨の弾性をもたらす働きを担っています。マグネシウムもカリウムと同様に水に溶け出やすいという欠点がありますので、しっかり摂るには調理や料理方法、食べ方に工夫が必要になります。マグネシウムが不足すると、骨粗しょう症のほかに、高血圧や、心疾患、糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まる可能性が示唆されています。これらの予防の観点からもしっかりと補いたいものです。
11,鉄分:ワカメの10倍!
植物から鉄分を摂るならモリンガが最適でしょう‼
鉄の約2/3は血液中に存在し、主に赤血球をつくるのに必要な栄養素です。鉄は肺から全身に酸素を運ぶ上で欠かせない栄養素ですので、鉄分がないと酸素が不足することになり、人間はそもそも生きていけないということになります。さて、植物性の食べ物に含まれる鉄分の多くは非ヘム鉄といわれます。これはポリフェノールの一種であるタンニンによって吸収が阻害されてしまいます。例えば、緑茶に多く含まれている鉄分ですが、緑茶には同時にタンニン(カテキン類)も多く含まれていますので、鉄分の吸収は阻害されてしまう部分も多くあるということです。ところが、モリンガのタンニン含有量はごくわずかであるため、鉄の吸収という意味からも優れた植物といえます。
12,亜鉛:干しひじきの17倍!
亜鉛の摂取で美肌・美髪などの美容効果は即実感できる‼
亜鉛は、約60%が筋肉に、約20~30%が骨に存在しています。亜鉛は魚介類に多く含まれていますが、特に牡蛎やうなぎに多く含まれています。味覚を正常に保つ働きや、抗酸化作用、免疫力の向上、髪や肌の健康維持、生殖機能の改善を助ける栄養素として働いています。亜鉛を必要とする酵素には、新しい細胞を再生する際に欠かせないDNAの合成酵素や、たんぱく質を作る際に欠かせないリボ核酸の合成酵素があります。簡単に説明すると、亜鉛はたんぱく質の合成、新しく生まれ変わる細胞のDNAのコピー作業に関わっています。また、亜鉛は皮膚や髪など、細胞の生まれ変わりの早いところで大きく関りますので、亜鉛の積極的な摂取は、美肌、髪質として効果を実感される人も多いようです。
いかがでしたでしょうか。ここまでだいぶ長い記事となってしまいましたが、これでもまだまだモリンガの魅力を書ききれていない感があります。インターネット上にも様々な角度から分析するモリンガ関連の記事が見つかりますので、そちらも合わせてご参照ください。
最後にすこやか茶屋の「青汁モリンガ抹茶」のリンクを張っておきます。
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今回の記事中の栄養価○○倍はこのすこやか茶屋の「青汁モリンガ抹茶」に使用されるモリンガ青葉の分析結果をもとにしています。自生地域で育つこのモリンガはやはり含まれる栄養価の数値が優れています。さらにこのモリンガは、各国でオーガニック認証を受けていますので、安心してお召し上がりいただけます。
ご興味ありましたら是非一度ご来店ください。
すこやか茶屋スタッフノブオでした。